変なプライドが邪魔をして終わらせてしまった恋

変なプライドが邪魔をして終わらせてしまった恋

受験を控えた高校3年生の春、偶然出会った女の子に恋をしました。図書館に行って勉強をしていた時にたまたま隣の席に彼女が座っていて、お互い集中力が切れたころに話し掛けたのがきっかけでした。

彼女も受験生だったので一緒に励まし合って頑張ろう!と、意気投合してメールアドレスを交換し、始めは勉強の合間に軽くメールを送って、模試の結果や学校の話をしていました。

受験勉強はストレスとの戦いだったので、彼女とメールで話せる時間が僕の唯一の安らぐ時間だったのです。

お互いのことは詳しく知らないまま、他愛のない話だけで秋を迎え、2人で合格祈願に神社へ行くことに。お参りの後、境内のハトを見ながら座り込んでしゃべっていたのですが、だいぶ寒い季節だったので、彼女の手を握り温めていた時のことを鮮明に覚えています。

手を握ってからなぜか2人とも言葉がなくなって、30分くらい無言のままでした。一緒にいる時間が、とても幸せに感じていたのです。

受験が近付くにつれてお互いの不安からでしょうか、甘え合ったり突き放したりの繰り返しになりました。当時の僕は受験への焦りが大きくなり過ぎていて、自分自身のことで精一杯でした。

彼女はいつも励ましてくれていましたが、そんな彼女の優しさを素直に受け取れず余計にイライラしてしまい、受験に集中する為に彼女とメールをするのを止めました。

受験が失敗に終わった結果となり、彼女との関係を終わらせる流れにしてしまったのです。今だったら彼女をしっかり受け止めれたのですが、若い頃は少しのことでプライドが邪魔をしていました。

もっと気持ちに素直になって、彼女のことを考えれば良かったと思っています。